2010年7月26日月曜日

チームオーダー

 今から1年前の2009年7月25日、F1 第10戦ハンガリーGPの予選中、ブラウンGPのルーベンス・バリチェロがドライブするマシンからスプリングが脱落、後ろを走行するフェラーリのドライバー、フェリペ・マッサの頭部を直撃し、生命すら危ぶまれるという痛ましい事故がありました。この事故によりマッサは2009年シーズンを棒に振ってしまいましたが、2010年から再びフェラーリでレースに復帰することが出来ました。しかし、シーズン開始当初精彩を欠くマッサ。事故の影響かと言われていました・・・それが今回、2010年7月25日のドイツGPでトップを力走!事故からちょうど1年、自身の復活をアピールするには最高のシチュエーションで、なんと無情のチームオーダー・・・。厳しい世界ですね。



��スクショはrFactorのmod、F1MG2010 本物もそうですけど、今のF1ってあまりカッコよく感じない・・・)






 チームの誰を優先させるか。それは様々なスポーツで普通に見られます。もちろんF1でも昔からよくあること。禁止される発端となったのは、2002年のオーストリアGP、チームはフェラーリ。ポールトゥウィン達成かと思われた、ルーベンス・バリチェロに対し、チームがミハエル・シューマッハに首位を明け渡すよう再三指示、最後には「恫喝」まがいのことまでやってシューマッハを優勝させました。シーズン序盤でのチームオーダーは議論の対象になり、結果スポーツマン精神に反する行為ということ(もちろん他にも理由あり)で、レギュレーションで禁止となりました。 



 ただ、巨額の資金を投入して、勝利というたった1人のドライバー・チームしかたどり着けない目標に突き進んでいる以上、状況によってはどちらかのドライバーを優先させるのはやむを得ないことだと思います。しかもこのチームオーダー禁止は、露骨に無線で「チームメイトを前に行かせろ」とか、明らかにチームがドライバーに指示を出していない以上は無罪。今回の場合は、チームが最後マッサに「よくやってくれた、すまん(sorry)」と言ったことがチームオーダーを行った証拠として捉えられ、フェラーリに対し10万ドルの罰金が課されました。



 最終的な処分は、現時点はまだわかりませんが、先程も書きましたけど「巨額の資金を投入して、勝利というたった1人のドライバー・チームしかたどり着けない目標に突き進んでいる以上、状況によってはどちらかのドライバーを優先させるのはやむを得ないことだ」と思います。フェラーリチームの状況から見れば、イギリスGPが終わった段階でドライバーズポイントはアロンソ98、マッサ67。ポイント獲得数から見ればアロンソが優先されても仕方がない。しかもポイントランキングトップのハミルトンとは49ポイント差ありましたから・・・ただ、主催側や見る側は違ったのかも。マッサ奇跡の復活勝利というものが見たかった!だから今回の件は余計に目に余る行為だったのかも知れません。



 とりとめのない長文になった上、収拾もつかなくなる可能性が高くなってしまったのでww、このあたりでそろそろやめときます。potatoはモータースポーツは好きで、長いことF1のTV中継も見てきました。F1に関しては色々と不満も多いので、また今回のように不満がたまったらグチグチと迷文を書いちゃうかも・・・その際はご容赦ください^^;



今回のpotato:心の叫び・・・

「マッサ復活の勝利を見たかった!」

「本気でチームオーダー禁止したいのなら、1チーム1カー体制にすべきだ!!」





��rFactorのmod、SRM F1 1990が公開されました。懐かしいものがいっぱい。チーム間の性能差をなくした、リーグエディションとかでないですかね?^^)

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